ロンドンから朝8時半の列車に乗ったのだが、時差(パリが1時間先)もありパリ北駅に着いたのは11時過ぎであった。
まずすぐホテルに荷物を預けたい所だが、ホテル駅まで行く切符、ひいては旅行中全部をまかなう足である列車・バスのフリーパス3日間乗車券を購入することに。
交通費節約の問題以前に、いちいち切符購入の為に券売機に並ぶ時間の節約をしたかった。
パリはロンドンと同じくどこもかしこも行く先々で観光客で溢れているからだ。
だいたいこのフリーパス買うのに30分以上列に並ばされたし・・・。
次に時短の為に購入すべきが、『パリミュージアムパス』である。
(事前サイト購入も出来、なんと日本語含む多言語サイト)
折り畳むと厚さ3ミリほどの名刺サイズ
施設リスト(サイトURL、電話番号、最寄り駅、施設入場時間明記)、パリ市内大まかな位置マップ付、の優れもの
ガイドブック要らなくね?
これは名前の通りの美術館、博物館だけでなく、凱旋門やノートルダム大聖堂、果ては郊外のベルサイユ宮殿までカバーするというパスだ。
値段もパスリストにある施設4カ所も行けば元が取れちゃうというお買い得ものである。
(ただし何故か期間設定が、2、4、6日間の意味不明な偶数)
とにかく、パリ市内どこの施設に行くにしても、ディズニーランドのアトラクション待ち並みに切符購入待ち列が長いので、フリーの観光の場合乗車券フリーパスとミュージアムパスは時短必須アイテムであった。
それとは別に、これらフリーパスを購入情報の為に訪れた駅の観光局の案内孃の完璧な日本語イントネーションにはびっくらこいた。
(へたくそな英語で聞いたら、こちらのアクセントで日本人と判断した模様)
それだけ日本人のパリ観光案内の需要が多いということかぁ。
さて、準備を整えホテルにスーツケースを預けにチェックインするために、初メトロ(地下鉄)体験だ。
パリのメトロのドアの開閉は早い。
降りる人をよけ、ドア付近乗客をどう避けようかと遠慮がちに乗り込もうとしたら、速攻目の前でドアが閉まり1台目乗り過ごす。
・・・・・・・
事前にパリでの列車乗降時は、誰も避けないし、詰めないし、マナー重視の日本人にはびっくりだとネットで知っていたが。
開閉も速いって、付け足しとけよ、って感じ。
次は人の並んでないホーム位置に並び何とか乗り込む。
が、わざわざコチラに無理してあからさまにくっ付いてドヤドヤ乗り込んできた若い女の子の一団が。
旦那を取り囲むように陣取る。
だらしない服装とメイク、カラフルな髪の色、ガム噛んだり品の悪い立ち居振る舞い。
いきなりの洗礼?
旦那はスーツケースにディバッグ背中、ウエストポーチのいでたち。
わたしはショルダー斜めがけのみの手荷物、輪の外。
旦那狙いか〜。
どうする、どうする、旦那?
取り囲む輪が狭まってくる〜。
って、旦那無言で輪の隙をつくようにスーツケース浮かせて持ち、一人のお姉ちゃんに軽くぶつかりながらも、すり抜けて通路奥に逃げた。
まぁ軽く当たっただろうけど、今のはちゃんと持ってコントロールした筈。
何故なら旦那は100キロのウェイトなら持ち上げれる、筋肉マンだから。
見た目は背が高いわけでもなく、身体大きくもなく、普通に見えるんだけどさ。
お姉ちゃん達びっくりしたって言うより、怒ったのなんの。
ぶつかった一人が、早口で多分汚いののしり言葉(仏語わかんねぇ)で次の駅までず〜と喚いていたから。
旦那は悪いと思った顔を全くせず、安いソーリー、ソーリー連呼。
お姉ちゃん達は一駅で降りていった。
また戻ってカモ見つけるのかなぁ。
100%そうとは言い切れないけど、事前に多いと聞いていた、ジプシーかなんかの物取り集団かと。
後で聞いたら、旦那はちゃんと最初エクスキューズミーって言ってたらしい。
無視して輪を狭めてきたんだから、ほぼ確信犯。
ネットで見た限りでは、飲食物なすり付けて気を逸らすとか、抱きついてきたりとか、最悪扉付近無理矢理強奪とか、必ず複数で手口様々である。
ロンドンのほうが断然治安いいかも、地下鉄。
日本と同じくたまに居眠りする人も居るしね。
とにかくいきなりの洗礼でこれ以降、乗り降りの際には慎重になったし、街中、観光地付近でも常に周りを注意するようになった。
施設入場並ぶ時以外、「俺の背後に立つなbyゴルゴ13」だよ、もう〜。
何はともあれ2つメトロを乗り継いでホテルまで荷物置きにチェックインに何とかこぎつけたのは、午後2時を回っていた。
(つづく)
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コメント
フリーパスはよさそうですね。
さらにミュージアムパスも!
日本語できる人、増えてるんですね。
地下鉄、観光客目当てのグループの洗礼受けましたか。
でもさすが、難なく切り抜けられてよかった☆
ツアーで南仏旅行したとき、みやげ物売り場でツアーのメンバー(小柄なおばさま)が若い女の子数人に囲まれ、バッグを奪われるという事件がありましたよ。
何気なく寄ってきて、あっという間に一人がバッグに布をかけ、その下で力ずくでひったくって走って散らばって逃げるという手口でした。
ツアーからややはぐれかかって端っこにいたのが狙われたみたい。
プロの泥棒が狙っているから、危険ですよね。
No:251 2014/09/12 06:11 | sana #uaIRrcRwURL[ 編集 ]
>sana 様
入国(ユーロスターからでも空港と同じく入国審査ある)の時にも審査官が日本語できてたなぁ。
いやいや、そこかしこ観光地には日本人観光客居たし、需要性の問題でしょうね。
地下鉄はスーツケースで身動き不自由な点を狙われたんでしょうね。
でも事前にそういう犯罪多いって、お姉ちゃん集団に気をつけろって、あちらこちらにブログには警告あったの見てたんですけどね。
実際出会うと固まっちゃいますね。
でもこれ以降はほんと、警戒レベル上がりましたからね。
いい洗礼になったかも。
ちなみにわたしは白い革のライダースジャケット(曇り続きでロンドンと変わらず寒かったから)の肩口ベルトで摩りたくなくて、いつもショルダーはジャケット内側に掛けてたので狙われなかったのかもw
No:252 2014/09/12 13:50 | Melusine♪ #-URL[ 編集 ]
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